
こころを病む人々の暮らしと権利を回復するための社会変革を目指す
『精神医療』は、精神医療を改革する運動において志を共にする人々が集う同人誌として、1970年に産声を上げました。以来、半世紀を超える長きにわたって書き継がれ、読み継がれて、年4回発行の季刊雑誌として今日に至っています。この間、幾度か版元が移り、2021年からは現在の第5次『精神医療』(M.C.MUSE刊)となりました(リンク)。ちなみに当クリニック院長の岡崎伸郎は、2002年から編集委員、第5次からは編集代表を務めています。
『精神医療』では、さまざまの精神疾患やメンタルヘルスの今日的な問題を取り上げるほか、精神保健・医療・福祉の制度や行政の動向についても特集してきました。読者層も、精神保健・医療・福祉従事者のみならず、患者さんや家族、学生、そしてメンタルヘルスの問題に関心を持つ一般市民にまで広がり、また書き手も、精神保健・医療・福祉の関係者のみならず、社会学、教育、法律、行政などさまざまの分野に及んでいます。このようにして『精神医療』は、健全な批判精神に支えられたオピニオン誌として他に類を見ない特異な位置を占めてきたといえましょう。
こころを病む人々の暮らしと権利を回復するための社会変革を目指す雑誌として、また、こころを病むということの意味を考え抜くための場として、多くの新しい読者によって育てられることを願っています。
※『精神医療』のバックナンバーは、Amazonなどのほか当クリニックでもご購入いただけます。是非お手に取ってご覧ください。
第5次『精神医療』編集代表
岡 崎 伸 郎